ずっとずっとその先へ

 

 

こんにちは、おたくです。

 

 

 

 

ベタなタイトルをつけてしまいました。

 

 

 

昨年11月7日、全プロデューサーが待ち侘びていたといっても過言ではないであろう、『THE IDOLM@STER SideM 3rd LIVE TOUR~GLORIOUS ST@GE~』がついに発売されましたね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。ご自宅は幕張メッセイベントホールになりましたか?おかげさまで我が家も年中無休の幕張になりました。

 

 

 

改めて映像として幕張初日のステージをみて、いつか絶対話そうと思って書き溜めていた話、話すならやっぱりこのタイミングかなあと思ったので、ここに残そうと思います。

 

 

これから書くことはすべて一個人の、いちプロデューサーの、そしていちファンの思いであって、コンテンツの総意ではないことを予めご承知おき下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の担当『Jupiter』のこと、私とアイドルマスターSideMについて、そんな話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の担当は天ヶ瀬冬馬です。

 

 

3月3日生まれ魚座の17才。神奈川県生まれのB型で、身長175㎝、体重57kg、上から81-65-80、靴のサイズは25.5㎝。趣味はサッカー、料理、ロボットを中心としたフィギュア集めで、特技はスパイスからのカレー作り。

 

 

 

 

 

315プロダクションに所属するアイドルたちはみんな何かしらの職についていた“理由あり”の子たちです。キャッチコピーである「理由あって、アイドル!」はSideMの代名詞とも言えます。

 

 

そんな事務所に所属している冬馬ですが、伊集院北斗御手洗翔太を含めJupiterの3人は前職もアイドルでした。

 

 

現在所属しているのは斎藤社長率いる315プロダクションですが、以前は黒井社長率いる961プロダクションに所属、当時も“Jupiter”として活動していました。

 

TVアニメ「THE IDOLM@STERをご覧いただけるとわかるのですが、当初の彼らは良く言えば765プロダクションのライバルとして、悪く言えば当て馬の様な立場での出演でした。

 

 

 

そんなJupiterを応援しようと思ったきっかけは、同作品の21話「まるで花が咲くように」

 

今までトップアイドルという目標だけをみて、社長のプロデュースだけを信じて、階段を駆け上がってきた冬馬ですが、その裏では不当なやりとりが幾度となく交わされていた事実をはっきりと知ることとなります。 

  

自分たちの実力でここまで着実にステップアップしてきたはずが、裏を返してみるとすべて黒井社長の手の内だったということで、765プロダクションに対して敵意を剥き出しに噛みついていた冬馬に誤りがあったということで、すべて正しいと思い込んで走ってきた道はいつからかどこかに逸れてしまっていたということで。

 

 

純粋にトップアイドルというものを追いかけてきた冬馬の受けたダメージの大きさを思うだけでせりあがってくるものがあってはきそうになる。

 

 

該当話に限らずですが、“アイドル”というものに真摯に、どこまでも真っ直ぐに向き合い、ファンを一番に思う、そんな不器用だけどひたむきな天ヶ瀬冬馬に惚れました。

 

一番最初、彼のことを調べてびっくりしました。だって17才って。もはや国宝ですよ、人間国宝

 

めちゃくちゃプライド高いし当たり強いけど、その分誰よりも努力を怠らないし自分に一番ストイックだし、相手のすごいと思うところはきちんと認めることができる。その上で高みを目指していけるポテンシャルがある。 

 

 

この手の流れになるとどうにも上手く伝えられない語彙力がもどかしいんだけど、天ヶ瀬冬馬っていう弱冠17才の男の子に惹きつけられてやまないんです。

 

育ちの環境からか年齢よりもはるかに大人びてみえるその後ろ姿や、年相応に目を輝かせる男の子の表情、ファンのために用意したとびっきりのパフォーマンス、北斗と翔太にしかみせない飾らない素顔、どれも格好良くて、可愛くて、自慢のアイドルです。

 

 

 

 

 

 

 

2016年12月6日、彼らは315プロダクションのアイドルとして、初めてステージに立ちました。舞浜アンフィシアター、約2000人を収容できる会場です。

 

他のユニットのメンバーに比べると芸歴は少し長いけれど、この12月6日が彼らにとって本当のスタートラインだったと思います。

 

 

冬馬に命を吹き込んでくれている寺島拓篤さんはMCで、「5年のイニシアチブはもう無くなった」と、黄緑のペンライトに包まれた会場に向かって、話してくれました。

 

315プロダクションでの始まりの歌、BRAND NEW FIELDの曲中、「今日が最高のスタート、だぜ!」って、冬馬は最高の笑顔で言ってくれました。

 

私はJupiterの一番最初から追いかけてきた人間ではないけれど、それでも彼らを応援する一人のプロデューサーとして、何よりもひとりのファンとして、嬉しかったです。

 

315プロダクションの一員として、また新たなスタートを切った彼らの歩く道がライトグリーンの光に照らされたものであるように、彼らの背中を支えられるひとりでありたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

そんな記念すべき1stライブから約1年後。

 

 

 

  

2017年2月11日、12日。同じ幕張メッセのステージに担当の姿はありませんでした。

 

 

出演者発表を見て、飲み込めなくて、家で一人泣いたことも記憶に新しい。「なんでJupiterだけ、」と当たってしまったことは今となっては本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだし、"いつか"を待っていられなかったこの時のわたしは子供だなと思います。

 

 

担当が揃わないステージ、それでも、ひとりでも立つと受けてくれた松岡さんのおかげで2ndライブにもJupiterのが残りました。

 

 

でもそれで「全ユニットが立つステージ」と謳われたことは根に持っているし、Special actとして名前を出されていたことは未だに納得していません。確かにアイドルとしての芸歴は先輩かもしれないけど、315プロダクションで0からやり直すと、同じスタートラインに立って駆け出した彼らに対してその扱いは蔑ろにしているようなものでは、とすら思いました。

 

5年のイニシアチブはもう無くなった」と言ってくれたのに。気が付いたら置いて行かれているのでは。

 

1stライブまでユニット毎のお渡し会、リリイベはなく、315プロNightへの出演も無し。何ならやっと3人揃って立つことが出来た念願の1stライブ、そのパッケージのオーディオコメンタリーですらJupiterの名前だけがありませんでした。

 

2ndアニバーサリーの寸劇、Jupiterのボイスだけ後日追加のお知らせ。記念日ってけっこう大事だと思うんだけどなあ。時間が経つことによってその時の気持ちっていうのは薄れてしまいがちだし。あれ?そういえばモバMでのアニバーサリーイベント、JupiterとWは?あれ?ボイス云々の前に存在をなかったことにされてる?あれ?もう4thアニバーサリーイベントまで開催されたよね?ということはもう2年以上前だ。おかしいなあ。

 

 

改めて書き出すと自分で自分の首を絞めているような気持ちになりますね、苦しい。

 

 

これまで「仕方ない、仕方ない」と言われ続け、なんで好きなアイドルを応援するだけでこんなに肩身狭い思いしなきゃならないんだと内心疲弊していた頃も懐かしいです。

 

 

カレイドTOURYTHMのイントロが流れて、シルエットが映し出されるまではもしかしたらそこに冬馬と北斗が、くらい思っていましたよ、その日他のお仕事あるのわかった上で。当然そこには冬馬の姿も北斗の姿もなくて、Wのお二人とキラリ煌めく笑顔で歌う翔太がいて。遣る瀬無い気持ちがこみあげてきて座り込んでしまったんですけど、隣のBeitPのお姉さんが「担当の晴れ舞台でしょう!?何回あるかわからない担当の見せ場なんだから、ここに来られたんだから、ちゃんとその目で見届けてあげて!!」とかなんとか言って怒り半分で立たせてくれたこと、本当に感謝しています。

 

 

 

キャストさんがお忙しいのは重々承知しているつもりだし、SideMの仕事を最優先にしろなんて言えないし、そこに意見・文句を言う気は更々ないけれど、どこに当たればいいのかわからなくて溜め込んでここまできてしまったから、いち個人の思いとして言うだけ言わせてくれの気持ちです。

 

 

 

 

 2ndライブ開催のこの日、新アプリゲーム「LIVE ON ST@GE!」の制作決定、そしてテレビアニメ化の発表がありました。

 

 本当に、本当に、心の底から嬉しかった。隣のお姉さんと抱き合って泣きました。(女に生まれてよかった)

 

後日のニコ生で公開されたアニメ化発表時のバックステージの映像、ドラスタの隣でひとり静かに涙を流す松岡さんの姿が忘れられません。 

「おめでとう、よかったね、やったね」の涙と、「その隣に寺島さんと神原さんもいてほしかった」涙が混ざって、自分でもよくわからなかったです。

 

 

 

2ndライブ後各地を巡ったグリーティングツアー、全ユニットの参加、とはいえ私の担当は3か所に分かれての出演でした。

 

冬馬の出演日である東京公演に参加させていただきましたが、担当の姿をこの目で見届けられる幸せと、2人足りないステージの寂しさと、気持ちが迷子になりかけました。

 

そんなステージでの一幕、ドラマパートでもふもふえんの志狼くんが「冬馬はひとりでさみしくねえの?」と問いかける場面。みんなが触れたいけど、なんとなく触れちゃいけない、と隠していた気持ちに素直に突っ込んでいけるのはさすがのもふもふえんという感じでした。

 

その問いに対して冬馬は少しだけ間をおいて、軽やかに、「寂しくないわけじゃないけど、俺たちはそれぞれで頑張っていく時なんだ。それに誰が一番会場を盛り上げられるか勝負してるんだ!」と。

 

 

この言葉を聞いたとき私は何を焦っていたんだろうと思った。心配するなんてお門違いだったのかもしれない。このブログを天ヶ瀬が読んだらめちゃくちゃに怒られるかもしれない。見られる前に消し去りたい。

 

 

このとき気が付きました、担当に、気が付かされました。

3人を信じて応援し続けること以外に今必要なものはないんだと思いました。いつか来るべき日まで、揃ってそのステージに立ったときに今まで何をしてたんだと、こんなものかと言われてしまわないように、私は私でできる応援をしていこうと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

その年の8月、TVアニメ「アイドルマスターSideM」の放送に先駆けて、『THE IDOLM@STER Prologue SideM -Episode of Jupiter-』が放送されることが発表されました。

 

 

正直、驚きました。

テレビアニメ化というだけでも彼らのこれからに期待値が高まっていたのに、その前に担当の今までとこれからを描いてくれるなんて、誰が予想できただろう。

 

更にはテレビ放送に先駆けて映画館での応援上映、それも彼らの過去を彩る「劇場版 THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」との連続同時上映の報せ。

そして9月24日、新宿バルト9での上映会にはJupiter3人揃ってのトークショー開催。今までの全てが報われるとは言わないけれど、この上ない贅沢をさせていただいたと思っています。

 

 

色んな人に協力してもらった結果、自名義でご用意されたのは本当に嬉しかった。

 当日は同年のアニサマでご縁があった翔太ファンのそにさんにご一緒していただいて、最後列のP列での参加でした。担当の現場だから、天ヶ瀬が関係者席を用意してくれたんだと今でも勝手に思ってるよ。

 

 

そんな記念すべき上映会、始まったらあっという間で。涙でぐしゃぐしゃの顔で「よかった、よかったね」と誰に対してかもわからない思いの丈を投げ合いました。

 

 

シンプルに嬉しかったです。

 

作画がすごいとか、無印へのオマージュがすごいとか、スタッフロールを見ても並びがすごいとか、たくさんたくさんあったけれど、 ただひとつ、公式さんからのこれ以上ない愛情を感じられたのが嬉しかった。

 

チアリング上映ということもあって、みんなで共有できたのも嬉しかった。リアクションのタイミングが大体同じで、思うことは一緒なんだなあとほっこりしたり。

 

一緒に客席で本作品を観ていたJupiterの3人が、寺島さんが、泣きながら、言葉を詰まらせながら、自分の思いを伝えてくれたこと、一生忘れません。

 

 

個人的にはサプライズで進行に赤羽根さんが来てくれたのもめちゃくちゃ嬉しかったし、感慨深いものがありました。

 

 

 

 

 そして同年10月、全員揃って、とはいかなかったけれど、テレビ画面には動いて表情豊かに話すアイドルの姿。歌って踊るだけじゃない、彼らの“過去”にも触れてくれた内容。そして出演ユニットに用意された新曲。

 

 書きながらふと気が付いたのですが、今でこそ当然のように動く彼らと一緒に活動しているけれど、この日まで私たちはゲーム上で、差分程度しか動かない、ボイスも一部にしか実装されていない、アイドルたちの詳しいことはゲーム内雑誌やイベント、リアルでのイベントから情報を得ている、そんな環境での営業活動だったんですね。

 

このことを思い返すと、今、すごく贅沢してるなあと感じます。

 

 

 

悩んでいたことがちっぽけに感じるくらい、予想の、想像の、遥か上を駆け抜けていった2年でした。

 

 

 

 

そして2018年2月3日幕張メッセ。ステージには46人のアイドルの姿。

 

狭かったなあ。幕張メッセってあんなに狭かったっけ。1stをこの目でみていない私にとって、3人が並んでステージに立って、歌って、踊っている姿を見るのは初めてでした。そんな記念すべきステージで、彼らの一部を象る「Alice or Guilty」が聴ける、観られるなんて、誰も予想していなかったんじゃないかと。そして、流れ始める「BRAND NEW FIELD」のイントロ。スクリーン上のロゴは“961”のJupiterから“315”のJupiterへ。

 

 

 

この演出を考えてくださった方に金一封を贈りたい。

 

 

生きててよかった。

立っているのがやっとだったと思います。あっ、でもとりあえず両手いっぱいのUGは折っていました。脊髄反射ってやつです。

 

 

自名義がご用意されなくて唸りながら今後のことを考えていた矢先に声をかけてくれたそにさんには一生頭が上がりません。

 

終わってからも隣の席だったプロデューサーさんに「良かったね」と、「良かったよ」をいただいて、会場を出てからもフォロワーさんたちにたくさん声を掛けてもらって、TLを開いても担当の話題でいっぱいで、本当に幸せな、一生忘れられない2月3日になりました。

 

 

 

 

そんな壮大な記憶と感情を取り戻した2018年11月7日。

 

 

それから2週間程して4thライブの開催が発表されました。さいたまスーパーアリーナ。幕張は狭い、幕張は狭いと言い続けていたけれど、まさか、単独であのステージに立てる日が、こんなにも早く実現するなんて、というのが正直な気持ちです。

 

出演者をみても、1stや2ndからの月日の流れを感じました。嬉しいやら、寂しいやら。

 

とにもかくにもまだまだこれから、どんなステージを魅せてくれるのか期待しながら何枚積むか考えていこうと思います。

 

 

 

 

そろそろGLORIA MOMENT聴きたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそして、約2ヶ月経った今日、Jupiterがパーソナリティーを務める「315プロNight」がスタートします。

 

もしかしたら毎回全員揃っての収録は難しいかもしれない、と始まる前から覚悟してしまう自分が本当に嫌です。

 

 

初回の今日は副業の関係でリアルタイムで聞くことができないので、後ほどゆっくり楽しもうと思います。どんな話をしてくれるのかな。

 

 

 

過去のわたしに教えてあげたい、「お前が応援しているアイドルはちゃんと帰ってくるよ」って声を大にして教えてあげたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっとずっとその先へ、世界は動き出す!